
三大流星群の一つ『ペルセウス座流星群』
ペルセウス座流星群は、三大流星群の一つに数えられ、観測条件さえよければ、1時間に数十個もの流星が見られる、夏を代表する流星群です。2025年はピーク時の月齢が18〜19となっており当日の条件はよろしくないものの長い期間活動する流星群なので月の影響が少ない7月下旬がおすすめとなる。
ペルセウス座流星群の特徴
- 活動期間: ペルセウス座流星群は例年7月下旬から8月下旬にかけて活動する流星群。
- 極大日: 多くの年で8月13日頃に極大を迎える。2025年は8月13日17:00頃
- 流星数: 極大時には1時間に40個〜60個と、とても多くの流星が見ることができる。
- 特徴:
- 明るい流星が多い: 非常に明るい火球と呼ばれる流れ星も見られる可能性があります。
- 痕(こん)を残す: 火球などの明るい流星が流れた後には数秒間、痕(こん)と呼ばれる光の筋が残ることも!?
- 安定した活動: 毎年、活動が活発となり多くの流れ星が観測されます。
- ピークが長い: 8月12日の夜から13日の明け方にかけて、比較的長い時間ピークが続きます。
- 母天体: スイフト・タットル彗星と言う彗星。この彗星が軌道上にまき散らした塵の中を、地球が通過することで毎年、決まった時期に流星群が発生。
2025年のペルセウス座流星群観測条件
2025年のペルセウス座流星群は、極大日が8月13日午後5時頃と予測されています。
- 観測時間帯: 極大ピークが日中となるため、観測に適した時間帯は、極大日の全日、8月12日の夜から13日の明け方にかけてとなりそうです。
放射点自体は夜遅く、22時頃から昇り始め、明け方には空に高く昇ってくる状態となります。
放射点は北東の方角になりますが、大きく流れる流れ星は、北東以外の方角になるため、空の開けた場所で上空を、長時間見上げる事ができると、より多くの流れ星を見ることができそうです。 - 月明かり: ピークとなる8月13日は、月齢19.3(正午)で、満月を過ぎて数日経った月が20時半頃に昇ってきます。
そのため、月明かりの影響を大きく受けることになります。
特に月が昇ってからは、観測条件はあまり良くありません。 - 観測の工夫: ピーク当日(12日〜13日)は日没から少ししたら明るい月が東の空から昇り始めます。そのため、当日の日没から少しの間は真上から西よりの空を眺めることをおすすめします。
- 放射点: ペルセウス座にあり、北東の空に見られます。
観測のポイント
2025年のペルセウス座流星群は、月明かりの影響があるため、観測時間帯を工夫することが重要です。
- 暗い場所を選ぶ: 白樺高原≒星空高原では強い街明かりからは距離があるため、ほぼ全ての場所が観測に適しています。
特に蓼科スカイラインを上った先にある、蓼科山七合目駐車場などでは人工の光がほとんど無いため最適と言えるでしょう。 - 月が沈むまで待つ: 通常ならば月がない時間帯を選ぶのが良いですが、ピークの12日〜13日にかけてはほぼ無いため月明かりがあっても星空高原からなら相当数の流れ星を観測することが可能だと思われます。
- 広い範囲を眺める: 流星は放射点付近だけでなく、空全体に現れます。
ペルセウス座の方向に放射点はありますが、放射点付近は大きく流れる流星はないため、周辺の空を広く見渡すようにしると良いでしょう。 - 長時間観測する: 流星はいつ現れるか予測できないため、最低でも1時間以上は空を眺め続けるのがおすすめです。
寝転がることができる場所で仰向けに観測すると体も楽でしょう。 - 目を暗闇に慣らす: 観測を始める前に、15分ほど暗闇に目を慣らすと、より多くの流星が見つけやすくなります。
スマートフォンの画面など、明るい光を見ないように注意しましょう。
また、付近に観測している人がいるかも知れませんので、なるべく強い光を発するようなものの仕様は控えましょう。 - 防寒対策: 8月の夜とはいえ、特に長野県の白樺高原≒星空高原では標高が高く夜間は冷え込みます。
厚手の長袖の上着や毛布など、防寒対策をしっかり行いましょう。
寝袋やレジャーシートを敷いて寝転んで観測するのもおすすめです。
ペルセウス座流星群は、夏の星空高原を彩る一大イベントです。
月明かりの影響を考慮しつつ、夏の夜空を彩る流星群をぜひお楽しみください。
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